- 2023-2-16
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- LV124, M0-7ファミリ, PowerSSO-16パッケージ, STマイクロエレクトロニクス, VIPower M0-9技術, ディープ・コールド・クランキング, 車載アプリケーション, 車載用ハイサイド・スイッチ
STマイクロエレクトロニクスは2023年2月8日、1チャネル、2チャネル、4チャネルの車載用ハイサイド・スイッチ全11製品を発表した。ドライバ・チャネルを増やすための回路設計を簡略化するピン配置を採用し、PowerSSO-16パッケージで提供する。1000個購入時の単価は約0.95ドルから。
発表した車載用ハイサイド・スイッチは、自動車業界規格「LV124」で規定されているディープ・コールド・クランキングの仕様を満たしており、エンジンの始動回路などの負荷に使用できる。冬の厳しい環境下でも信頼性の高い動作をする。また、スタンバイ電流はわずか数μA。自動車の電源オフ時や非使用時のバッテリ消費量を最小限に抑える。
幅広い機能を小型ダイに集積し、高電流、高効率とする同社独自のVIPower M0-9技術を採用。また、保護機能として、負荷電流制限、ロード・ダンプ保護(最大35V)、高速サーマル・トランジェントの制限といった機能を内蔵する。
ドライバの応答は、柔軟なリセット制御によって故障状態に応じた設定に対応。アプリケーションのニーズに合わせて最適化できる。セルフ・ターンオン機能により、バッテリ逆接保護機能を搭載しているため、基板の電力損失を動作可能なレベルまで制限する。
高精度な負荷電流検出などの診断機能も内蔵。LEDストリングの断線といった負荷の動作不良や、過負荷、グランド短絡、VCC短絡、オフ時のオープン・ロードなども検出する。診断機能はすべて、ドライバのオン/オフにかかわらず動作し続けるため、負荷が供給されていない状態でも故障を検出できる。
ラインアップは、1チャネル・スイッチ「VN9004AJ」「VN9006AJ」「VN9008AJ」「VN9012AJ」「VN9016AJ」、2チャネル・スイッチ「VND9008AJ」「VND9012AJ」「VND9016AJ」「VND9025AJ」、4チャネル・スイッチ「VNQ9025AJ」「VNQ9080AJ」。セーフティ、快適性、パワートレイン、ボディ・エレクトロニクス、インフォテインメント、運転支援システムなど、さまざまな車載アプリケーションを対象にしている。
実装面積6.00×4.9mm、厚さ1.7mmの小型のPowerSSO-16パッケージですべて提供する。ピン配置互換性を有することに加え、前世代のM0-7ファミリとの互換性も有する。
VIPower M0-9インテリジェント・ハイサイド・スイッチは現在量産しており、1000個購入時の単価はVN9004AJ(1チャネル)が約1.33ドル、VN9008AJ(1チャネル)が約0.95ドル、VNQ9080AJ(4チャネル)が約0.97ドル。
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