独メルセデス・ベンツ、アメリカとカナダで電動商用車「eSprinter」を発売予定

独メルセデス・ベンツは2023年2月7日、新型「eSprinter」の公式YouTube動画を公開。最も航続距離の長いパネルバン型は、2023年夏にアメリカとカナダで、2023年末にはヨーロッパで順次発売すると発表した。

新型eSprinterは、従来の燃焼式エンジンを搭載したメルセデス・ベンツ・スプリンター(Sprinter)の機能を搭載しながら、バッテリー電気駆動システムを採用していることが大きな特徴だ。効率性、航続距離、積載量の三拍子が揃い、用途の広い車両となっている。

新型eSprinterは、パネルバンとキャブシャーシの2種のボディスタイル、航続距離と積載量の要件に応じた56kWh、81kWh、113kWhの3種類のバッテリーから選択が可能だ。

交流(AC)でも直流(DC)でも充電でき、ACでは最大9.6kW、DCでは最大115kWの充電が可能だ。また、最適な条件下で400V・300AのDC充電スタンドで充電した場合、10%から80%までを最短42分で充電できる。なお、すべてのバッテリーにコバルトとニッケルは使用していない。

貨物容量はパネルバンのハイルーフで488立方フィート(約13.8立方メートル)、定格車両総重量(GVWR)は9370ポンド(約4.25トン)、自動車連結車両総重量(GCWR)は1万1023ポンド(約5トン)。最大航続距離(WLTP)は400kmとなっている。

さらに、10.25インチスクリーンのMBUX(Mercedes Benz User Experience)マルチメディアシステム、ライブトラフィック機能を備えたナビ、3つの走行プログラム(エコ、コンフォート、マックスレンジ)、デジタルバックミラーやブラインドスポットアシストといった支援システムなど、オプションも豊富だ。音声アシスタントに「Hey Mercedes」と呼びかけることで、さまざまな機能にアクセスできる。

関連情報

eSprinter | Mercedes-Benz Vans

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