- 2023-4-6
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- GTL-300AZE型, GTL-300BZE型, NOx, ゼロエミッション バコティンヒーター, 排出窒素酸化物, 日本サーモエナー, 水素, 水素焚 真空式温水発生機, 水素用超低NOxバーナ, 燃料水素, 真空式温水発生機
日本サーモエナーは2023年4月4日、水素を燃料とした世界初の水素焚 真空式温水発生機「ゼロエミッション バコティンヒーター」を同年5月より販売すると発表した。燃料として水素を用いるため、燃焼の際にCO2が発生しない。
ゼロエミッション バコティンヒーターには、同社が開発した燃料水素への燃焼用空気を段階的に供給し、かつ、その供給割合を最適化する水素用超低NOxバーナを採用。分割火炎と自己排ガス循環流を形成し、局所的な高温部を作ることなく緩慢に燃焼するため、窒素酸化物(NOx)の発生を抑制し、耐久性も向上している。
NOx性能は、定格時40ppm以下(O2=0%換算値)。NOxについては、「東京都低NOx・低CO2小規模燃焼機器認定制度」で、2023年2月に新設された認定区分「温水発生機グレードHH(水素燃料 超低NOx)」の認定を受けている。
バーナへの水素供給配管には、燃焼停止時に残留した水素を自動で掃気するための窒素パージ装置や、逆火防止装置(フレームアレスタ)を搭載。バーナ部には水素漏れ検知装置も搭載しており、早急に水素供給配管の漏れに対応できる。
また、同社独自のフィン付き伝熱管の配列を採用。起動時の伝熱効率の向上により、立ち上げ時間が短くなっている。さらに、発生したドレンが燃焼室内に滞留、濃縮した場合に、本体材料の鋼板を腐食させる恐れがあるため、ドレンを排出しやすい缶体構造と、本体材質の一部にステンレス鋼を採用している。
GTL-300AZE型(温水1回路)、GTL-300BZE型(温水2回路)をラインアップ。缶体効率95%、寸法770×2096×1717mm、乾燥重量1380kgとなっている。
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