- 2023-6-5
- 技術ニュース, 機械系, 海外ニュース
- Airbus, LOOP, サイエンスデッキ, ドライデッキ, ドライモジュール, 人工重力, 人工重力発生装置, 回転デッキ, 地球低軌道, 多目的軌道モジュール, 宇宙ステーション, 居住デッキ, 月周回軌道, 無重力ストレス, 超重量ランチャー
航空宇宙大手Airbusは、人工重力発生装置を備えた新しい宇宙ステーションのコンセプト「LOOP」を発表した。
LOOPは多目的軌道モジュールとして、地球低軌道や月周回軌道、火星へのミッションなどで、快適な長期滞在と効率的で持続可能な運用をサポートする。直径8mの空間に通常時は4人、最大で8人の乗組員を収容可能だ。
内部は3階層のデッキで構成され、モジュール中央にある温室に囲まれたトンネルを介して移動できる。オリジナル構成は居住デッキ、サイエンスデッキ、そして人体の無重力ストレスを軽減するための人工重力を発生する回転デッキだ。
デッキはカスタマイズ可能で、無装飾のドライモジュールまたはドライデッキに、個々のミッション要件と目的に応じた独自のインフラ要素を装備できる。複数のLOOPを組み合わせて、さまざまなデッキを備えた大きなステーションにしたり、同タイプを複数台連結することも可能だ。
モジュール全体を分解せずに発射できる、次世代の超重量ランチャーに適合する設計のため、LOOPは軌道に乗るとすぐに運用可能なものになるとしている。