操作性を向上させた高精度光スペクトラムアナライザを発売 横河計測

横河計測は2023年7月31日、従来の製品より操作性を向上させた光スペクトラムアナライザ「AQ6375E」「AQ6376E」を発売した。高い波長分解能と広い近傍ダイナミックレンジが特長の可視、近赤外用光スペクトラムアナライザ「AQ6373B」「AQ6374」の後継機種で、研究開発や生産ラインまでの光スペクトラム測定の多様なニーズに対応する。

AQ6373Eは、現行機種AQ6373Bと同様に測定波長範囲350nm~1200nmをカバー。標準モデルのほか、レーザー評価に最適な高分解能モデルと、生産ライン用に最適化されたリミテッドモデルの3モデルがある。

レーザーなどの発光デバイスの評価に加え、光ファイバーの特性評価にも使用できるAQ6374Eも、現行機種AQ6374と同様に、高い光学性能と350nm~1750nmという業界唯一の広い測定波長範囲を両立している。

新開発の両機種には、研究開発と生産テストのタスクを高速化するよう設計されたAPP(アプリケーション)モードを追加。APPモードには、測定条件設定から解析結果出力までの一連の操作をナビゲートする機能があり、光スペクトラムアナライザを使い慣れていなくても容易に使いこなせる。また、大型液晶タッチパネルを採用し、各種操作をタッチ操作できるようにした。

近年、医療やバイオ分野でもレーザーやLEDなど発光デバイスの活用の幅が広がっており、開発時や製造時に精密な光スペクトラム測定が求められている。こうした背景を踏まえ、同社は大学や研究機関のほか、医療機器メーカーやバイオメーカー、産業用加工機メーカー、光ファイバーメーカーなどを市場として想定している。

関連情報

可視・近赤外用高性能光スペクトラムアナライザ「AQ6373E」および「AQ6374E」発売 | 横河計測株式会社

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