介護ロボットは「気を使わなくていい」。肯定派が8割

オリックス・リビングは2015年11月4日、 11月11日の「介護の日」に合わせて毎年実施している「介護に関する意識調査」の調査結果を発表した。

同調査は、40代以上の男女1238名が対象。家族の介護について「不安を感じる」「やや不安を感じる」の合計が85%を超え、「介護離職せず仕事と介護を両立できる」とした人は1割未満であるなど、介護に対する不安が引き続き大きいことがうかがえた。

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一方、同調査では介護ロボットに関する質問も2011年から盛り込まれ、例年同様、今回も肯定的な見方が多い結果となっている。

介護ロボットによる身体介護を「推奨されていれば受けてもよい」「積極的に受けたい」とする人の合計は78.4%と、肯定的な見方は約8割に及ぶ。その理由としては、「ロボットは気を使わないから」(52.7%)、「本当は人の手が良いが気を使うから」(26.5%)など。例年と同じく、人手による介護に心理的負担があることをうかがわせる結果となった。

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また介護を受ける場合に日常的に使いたい介護ロボットとしては、「歩行を補助するロボット」(64.3%)、「排泄を補助するロボット」(52.7%)、「認知症による徘徊や転倒を発見する見守りロボット」(48.7%)などが上位に挙げられた。一方「話相手の代わりをするロボット」を使いたい人は28.2%だった。
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