昭和電工、電子材料向け放熱カーボンコート箔テープ2製品を発表

昭和電工は2016年1月7日、半導体や電子部品の放熱性を高めるカーボンコート箔テープ「HSシリーズ」の拡充を発表した。ラインナップに追加したのは、アルミニウムにカーボン(炭素)を塗布した「HS-2500」と、銅にカーボンを塗布した「HS-3000」だ。

HSシリーズは、カーボンと金属を組み合わせた電子材料用放熱テープ。高い熱放射性を持つカーボンが金属面の放熱を補うため、温度上昇を一般的な銅箔放熱シートに比べて15%以上抑える効果がある。打ち抜き・折り曲げ加工が容易なことも特徴の1つだ。

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今回発表のHS-2500は、昭和電工が2015年4月に開発した「HS-2000」シリーズの改良版。厚み50μmのアルミニウム層を軟質に変更することで柔軟性を改善し、段差や曲面の多い電子部品への接着強度を高めた。一般的な銅箔放熱シートやHS-3000よりも温度上昇を抑える効果が高い。

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またHS-3000は、10μmと薄型の銅箔を採用。剥離PET層を除いた厚みが30μmと薄く、狭いスペースでの使用に適している。一般的な銅箔放熱シート以上の放熱効果を発揮する。

昭和電工は、HS-2500とHS-3000のサンプル出荷を1月に開始。また両製品を、2016年1月13日〜15日に東京ビッグサイトで開催の「第45回インターネプコンジャパン エレクトロニクス製造・実装技術展」に展示するとしている。

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