東邦テナックス、熱硬化性CFRPの一貫生産体制を構築

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東邦テナックスの欧州事業会社であるトーホウ・テナックス・ヨーロッパ(TTE)は2016年3月2日、熱硬化性CFRPの一貫生産体制を構築したと発表した。

同生産体制は、プリフォームの自動製造プロセス(PvP)を中核技術とする。また、ハイプレッシャーRTM(Resin Transfer Molding)成形機を導入することで、複雑で厚みの異なるコンポジット部品を大型一体成形できるという。

PvPは、あらかじめ熱硬化性樹脂を付着させた炭素繊維(バインダー繊維)をプリフォーム型に吹き付けることで、炭素繊維織物などの中間基材を製造することなく、立体的なプリフォームを自動的に製造する工法。プリフォームとは、事前に炭素繊維シートを金型に合うように切り取り、賦形することをいう。

同工法は、ランダムに配向した繊維と一方向に配向した繊維を組み合わせられるため、部品の形状や強度など、顧客ニーズに合わせた最適な部品設計が可能。また、炭素繊維織物などの中間基材を使用することなく、繊維から部品の形状に合わせたプリフォームを直接製造できるため、従来CFRP製造で課題となっていた端材の発生を最小限に抑え、部品の製造コストを低減できる。

ハイプレッシャーRTM成形機を導入すれば、炭素繊維から熱硬化性CFRP部品までの一貫生産が可能となり、コンポジット部品を量産できるようになるという。

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