アンドールは2017年2月13日、2次元/3次元統合CADシステム「CADSUPER Works(キャドスーパー ワークス)2017年度版」の販売を2017年3月1日から開始すると発表した。2017年度版では主に、2次元と3次元の連携に関する以下の機能を追加している。
2次元→3次元連携機能
2次元の図面をそのまま3D空間に取り込んでモデリングすることが可能。輪郭や領域を選択すれば、それらに厚みを加えることで、立体を作成できる。複数の厚みがある場合でも、同時に複数の厚みを指定できるため、効率よくモデリングすることが可能だ。
また、編集した3Dデータの座標位置を変換し移動することが可能。移動させたい形状を選択し、原点位置に合わせたい点を指定するだけで、簡単に形状位置を変更できる。
3次元→2次元連携機能
3Dアセンブリデータから一括で組立図と部品図を作成することが可能。図面用紙サイズは選択できる。また、図面化する部品とそうでない部品も選べる。
また、タップ穴などの穴形状を作成した3Dモデルを投影した際、穴形状の属性も図面に反映できる。隠線や外形線などの線種ごとにレイヤで分けた状態で、穴形状を投影することも可能。穴部品属性は部品図だけでなく、組立図作成時にも反映できる。
さらに、穴形状が並んで配置された3Dデータを中心線と一緒に投影した際に、中心線が何重にも重なってしまう問題点を解消できる。自動最適化処理で、1本の中心線として投影することが可能だ。
CADSUPER Works 2017年度版は他にも、DWG/DXFやPDF形式への3Dモデル一括変換機能やSOLIDWORKS図面の一括印刷機能など、多くの新機能が搭載されている。販売価格はモデルによって異なり、39万8000〜198万円(税抜)までとなる。