~若手社会人にとって、いい意味で違ったのは「先輩の能力・人柄」(31.2%)~
ポイント
- 「配属部署」は予想どおり。「業務内容」「ビジョン・文化」には失望気味
- 思っていたよりすごかったのは「上司」より「先輩」の能力・人柄
- 新社会人の4割、「現在」と「将来」の待遇に不満
調査概要
エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」では、社会人1~3年目の技術系会社員150人と事務系・その他会社員150人を対象に、「新社会人・若手社会人の意識調査」を実施しました。
今回は新社会人が働くようになって感じた「入社前のイメージと現状のギャップ」に関するアンケート結果をご紹介します。
新社会人が入社して自社のことが分かるようになってくると、「希望していたのとは違う部署に配属された」「思っていたより30代・40代の先輩の給料が多くなくてガッカリした」など、入社前のイメージと違うところが少なからず出てくるのではないでしょうか。
新社会人は企業で働くようになってから、どのようなところに入社前のイメージとのギャップを感じることになるのでしょうか。全10項目について質問してみました。
調査結果サマリー
「配属部署」は予想どおり。「業務内容」「ビジョン・文化」には失望気味
・入社1~3年目の若手社会人に、勤務先の企業・職場について「入社前のイメージとギャップがあったか」と質問した。
「配属部署」についてはポジティブな反応(「いい意味で大きなギャップがある」「いい意味である程度はギャップがある」)とネガティブな反応(「悪い意味で大きなギャップがある」「悪い意味である程度はギャップがある」)が同程度。「業務内容」「会社のビジョン・企業文化」にはネガティブな反応を示した若手が3割を超えた。
思っていたよりすごかったのは「上司」より「先輩」の能力・人柄
・同じ企業・職場で働く上司・先輩・同僚に対しては、どのように感じているのだろうか。
「上司の能力・人柄」に対しては、ポジティブな反応が25.8%でネガティブな反応が30.1%。「先輩の能力・人柄」に対しては、ポジティブな反応が31.2%でネガティブな反応が22.6%。「同期の能力・人柄」に対してはポジティブな反応が23.1%でネガティブな反応が17.5%。上司・先輩・同期の中で、入社前のイメージと比べて最も評価を上げたのは、「先輩」のようだ。
新社会人の4割が「現在」と「将来」の待遇に不満
・今回調査した10項目の中で、最もネガティブな反応が強かったのは「現在の待遇(給与・福利厚生など)」で41.2%だった。「将来の待遇(昇級ペースなど)」についても、39.8%が入社前のイメージと比べてネガティブな印象を抱いたことが分かった。
調査概要
調査方法:ネットリサーチ
期間:2017年5月19日~26日
対象:
入社1~3年目の若手社会人 事務系・その他職種:150人、技術系職種:150人