
アシックスは2017年10月17日、台湾の射出成形品メーカー達音創研股份有限公司と共同で、高速で靴底を成型できるマイクロウェーブ成形技術を開発したと発表した。
今回開発したマイクロウェーブ成形技術は、靴底の主な部品を約15秒で高速成型できる。高速なだけでなく、このマイクロウェーブ成形技術を活用することで、同社の標準技術を用いた場合と比較して約90%のエネルギー消費量削減効果も見込まれるという。
今回開発した技術を用いれば、従来の標準技術と比較して簡便な設備で生産できる。さらに、素材やカラーなども自由に選択して成形できることから、同社では今後、さらに同技術を進歩させ、店頭などで気軽にアッパー(甲被)や靴底を自由にカスタマイズできるようなサービスの展開を検討していくという。