高いダイナミックレンジで測定可能な分光器を開発――薬品の品質管理やプラズマ発光分析などに最適 浜松ホトニクス

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浜松ホトニクスは2023年1月24日、200〜900nmの光の波長範囲において、2,500,000:1と高いダイナミックレンジで強い信号と弱い信号を同時に測定可能な分光器「OPAL-Luxe(オパール リュクス) 高ダイナミックレンジ分光器 C16736-01」を開発したと発表した。

同製品は、同社独自の設計技術を用いて光半導体素子の構造を最適化したほか、独自のソフトウェア技術も採用しており、ダイナミックレンジが同社従来品と比較して約100倍に向上した。これまで識別できなかった信号も測定できる。

また、分光器に組み込む光学系の設計も最適化しており、感度を損なわずに波長分解能を0.85nmに高めた。

波長精度は±0.1nm。迷光の発生を抑制することで精度が向上した。最速繰り返し速度は100Hzとなっている。

同製品を光の吸収を利用する成分分析装置に組み込むことで、試料に多く含まれる光の吸収量が多い成分と、吸収量が少ない微量成分を同時に分析できる。

薬品や化学品などの品質管理において、複数回測定せずに微量に含まれる不純物を検出できるため、成分分析の効率が向上する。また、強い信号と弱い信号が同時に存在するプラズマ発光の分析に用いることで、応用研究の進展が期待される。

2023年2月1日より受注を開始する予定で、販売価格は737万円(税込)。年間目標販売台数は初年度が50台、3年後が200台となっている。

関連情報

2,500,000:1の超高ダイナミックレンジ分光器の開発に成功 | 浜松ホトニクス

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