車が360°自由に動けるように? タイヤを”球形”にした「Eagle 360 Urban」――グッドイヤー 東京モーターショー2017

AIを搭載した球形タイヤ「Eagle 360 Urban」。タイヤ全面に配置したマグネットで磁気浮遊する

「第45回東京モーターショー2017」の会場では、さまざまな自動車メーカーがコンセプトカーを通じて、“未来のクルマ”の在り方が提案している。

その一方で、一部のタイヤメーカーの中にも、タイヤという部品を通じて“未来のクルマ”を期待させる展示を見せてくれている企業がある。

先にご紹介したダンロップに続いて、こちらの記事ではグッドイヤーが提案する未来のタイヤ「Eagle 360 Urban」を紹介したい。

一見するとまるで巨大なゴルフボールだが、グッドイヤーのコンセプトタイヤは、「タイヤは円盤状」という概念から変えてしまう。タイヤ全面に六角形のモジュールを配置し、発生する磁力を制御することで、ボディの浮遊とタイヤの回転のための力を生み出している。前後にしか回転しないタイヤと異なり、球状なのでたとえ真横にでも移動できる。

路面状態をAIが推定し、表面形状を変えて最適なパターンを実現する

そしてEagle 360 Urbanは、タイヤの内部ユニットにAIを搭載。路面の状況によってモジュールを変形して「くぼみ」を増やし、路面状態に合わせたトレッドパターンを実現する。各タイヤが取得した情報はIoTにより、他と共有することも可能だ。

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