- 2022-12-15
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- G-1(ステージ4)認証基準, Joby Aviation, エアタクシー, ゼロ・エミッション, デルタ航空, バーティポート(垂直離着陸用飛行場), 米連邦航空局(FAA), 米連邦航空規則(FAR)Part 135, 航空輸送サービス, 電動垂直離着陸機(eVTOL)
米デルタ航空は2022年10月11日、エアタクシー用の電動垂直離着陸機(eVTOL)を開発している米Joby Aviationと提携し、eVTOLを利用して都市と空港の間をつなぐ持続可能な航空輸送サービスを開始する計画を発表した。
デルタ航空はJoby Aviationに6000万ドル(約81億円)を先行投資し、その後の成果によっては最大2億ドル(約270億円)の出資の可能性がある。
最初のサービスはニューヨークとロサンゼルスの2都市で開始される。両都市を経由してデルタ航空を利用する顧客が航空券を予約する際に、空港へ移動するためのeVTOLの座席も予約できるように、Joby Aviationとデルタ航空のサービスを統合していく。これにより、デルタ航空の顧客は、最寄りのバーティポート(垂直離着陸用飛行場)から空港へシームレスかつゼロ・エミッションで移動できるというシステムだ。
Joby AviationのeVTOLは、都市とその周辺を高速かつ静かに、持続可能な方法で飛行するように設計されている。これまでに1000回以上の試験飛行を済ませ、航続距離、速度、高度、低騒音性を実証してきた。
同社は、eVTOL企業として初めて米連邦航空局(FAA)から航空機の耐空性基準などを定めたG-1(ステージ4)認証基準を取得している。また、最近では、小型のプロペラ飛行機等による定期便やチャーター便の運航に関わる、米連邦航空規則(FAR)Part 135の認可も受けた。
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