ポルシェ、新型「911 GT3 RS」を発表――最高出力383kWの自然吸気エンジンを搭載

ポルシェAGのモータースポーツ部門は2018年2月21日、モータースポーツ向けのシャシーを採用し、最高出力383kW(520PS)の4リッター高回転自然吸気エンジンを搭載した「911 GT3 RS」を発表した。911 GT3と911 GT2 RSに続き、公道仕様の3台目のGTスポーツカーを1年以内に発売することになった。

この新型ポルシェは、911 GT3をベースに改良されたもので、リファインされたリアアクスルステアリングを含むランニングギアのセットアップと、性能が向上したエンジンが組み合わされている。搭載されている4リッター6気筒自然吸気エンジンは、先代モデルや911 GT3のエンジンより最高出力が15kW(20PS)アップ。最高9000rpmに達する回転域との組み合わせは、純粋なスポーツエンジンとして理想的なもので、特別にチューニングされた7速PDK(ポルシェのデュアルクラッチトランスミッション)と相まって高い走行性能を確保している。0〜100km/h加速は3.2秒で、最高速度は312km/hとなっている。

フロントには20インチ軽量ホイールと新開発の265/35スポーツタイヤを搭載して俊敏性とステアリングの挙動を向上。リアには21インチホイールと325/30タイヤを採用し、トラクションを向上させている。また、さらなる軽量化のためのオプション「ヴァイザッハパッケージ」として、シャシー、インテリア、エクステリアに対するカーボン部品の追加と、オプションのマグネシウムホイールが用意されている。

クラシックな固定式リアスポイラーを備えたボディのデザインはエアロダイナミクスに基づいて決定され、内装もレーシングカー仕様となっている。

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