マツダ、「CX-3」を大幅改良――新開発クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.8」を初搭載

マツダは2018年5月17日、コンパクトクロスオーバーSUV「マツダCX-3」を大幅改良し、5月31日に発売することを発表した。新開発のクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.8」を初搭載したほか、ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」については、「CX-5」でも採用している「エッジカットピストン」や「新ノズル付き拡散インジェクター」などの新技術を採用した。

マツダ初採用となる新開発クリーンディーゼルエンジンSKYACTIV-D 1.8は、最高出力が85kW/4000rpm、最大トルクが270N・m/1600~2600rpm。排気量を従来の1.5Lから1.8Lに向上させたことに加え、多段燃料噴射によって燃料の効率的な燃焼ができる超高応答マルチホールピエゾインジェクターや、低回転域と高回転域で特性を変化できる可変ジオメトリー シングルターボチャージャーなどの採用により、高回転域での高トルクを達成した。

高圧縮比13.0の高効率直噴ガソリンエンジンSKYACTIV-G 2.0は、最高出力が110kW/6000rpm、最大トルクが195N・m/2800rpm。高い熱効率を生むキャビティ付ピストン、高効率な燃焼を可能にする4-2-1排気システムなどを搭載している。今回の改良で、CX-5でも採用しているエッジカットピストンや新ノズル付き拡散インジェクターなどの新技術を採用したことにより、中低速域のトルクを向上させた。

操縦安定性については、次世代の車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ-ビークルアーキテクチャー)」を一部採用。サスペンションやシートウレタンを改良するとともに、新開発のタイヤを採用することにより、乗り心地や静粛性の向上を図った。また、夜間の歩行者認識精度を向上させた「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)夜間歩行者検知機能付」をマツダ車で初採用。さらに全車速追従機能付「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」「360°ビュー・モニター」「自動防眩ミラー」によりドライバーをサポートする。

デザイン面では、フロントグリル、LEDリアコンビネーションランプなどの形状や質感を変更することにより、車格感の向上を図った。また、電動パーキングブレーキ(EPB)やセンターアームレスト、マルチボックスを新設することにより、快適性の向上や疲労の軽減を図っている。

今回、同社はCX-3の最上級モデルとしてディープレッドの専用ナッパレザーシートを採用した特別仕様車「Exclusive Mods(エクスクルーシブ モッズ)」を新設定した。ボディカラーは、チタニウムフラッシュマイカとエターナルブルーマイカを除く6色で、2018年7月1日に生産開始の予定だ。

希望小売価格はガソリンエンジン搭載モデルが212万7600円~282万4480円、ディーゼルエンジン搭載モデルが243万6480円~309万4480円(いずれも税込)で、同日より全国のマツダ販売店を通じて予約を開始した。

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