ボルグワーナーは2018年10月11日、中国の大手自動車メーカーである長城汽車(Great Wall Motor、GWM)の電気自動車(EV)「2018 C30」と「ORA」ブランドに、ボルグワーナーの高性能電動ドライブモジュール(eDM)を提供すると発表した。
このeDMは、eGearDriveトランスミッションと高電圧ヘアピン(HVH)電動モーターをワンパッケージに統合した構造となっており、ピュアEVとハイブリッド車(HEV)に一次駆動または二次駆動を供給する。軽量かつ組み込みやすいコンパクトな設計でありながら、電動モーターの最大トルクは315Nm、最大回転速度は1万600rpmとなっている。
2018 C30は、ボルグワーナーのeDMを搭載する中国初のEVモデルとなる。ORAは、2018年の北京モーターショーで発表された、新エネルギー車市場向けのGWMの新たなEVブランドだ。ボルグワーナーは、現地生産と現地サービスで中国のEV市場の成長を支援するとしている。