- 2018-11-27
- ニュース, 化学・素材系, 製品ニュース, 調査
- エラストマー, 富士キメラ総研, 熱可塑性樹脂フォーム, 熱硬化性樹脂フォーム, 発泡ゴム, 発泡プラスチックス市場調査
富士キメラ総研は2018年11月26日、建築資材や自動車などでの需要が堅調な発泡プラスチックス市場の調査結果を発表した。
同調査は、熱可塑性樹脂フォーム21品目、熱硬化性樹脂フォーム3品目、発泡ゴム/エラストマー5品目、エンプラ/その他注目フォーム5品目の計34品目についての現状調査および将来予測を行ったものだ。
それによると、市場規模の大きい熱可塑性樹脂フォームや熱硬化性樹脂フォームの伸びに牽引される形で発泡プラスチックス市場は拡大しており、2018年は前年比8.1%増の6604億円の見込み。翌2019年も消費税増税前の住宅の駆け込み需要や、東京五輪向けのホテルなどの建設など需要増によって引き続き市場が拡大するとみられる。2020年以降は伸び率が鈍化するとみられるが、建築資材向けや自動車の軽量化用途などで堅調に伸びが期待され、2022年には、2017年比13.7%増の6948億円に達すると予測している。
各品目の中でも、熱可塑性樹脂フォームでは、自動車関連用途で増加するPP架橋押出やPPビーズ発泡、また、熱硬化性樹脂フォームでは、断熱材として使用されるフェノールフォームや硬質ウレタンフォームなどの需要増加が特に期待されるという。