透明な木板を開発――窓ガラスの代替や太陽電池パネルへの適用も

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Photo: Peter Larsson

スウェーデン王立工科大学(KTH)のLars Berglund教授が、太陽光発電のパネルや建物の窓として利用できる光学的に透明な木板を開発した。研究成果は『Journal of the American Chemical Society』に掲載されている。

「木材を材料とする透明な木板は、低コストかつ入手が容易で、再生可能であり、太陽電池パネルにも適した材料だ」とBerglund教授。「窓や建物の正面ガラスにも使用できる」という。磨りガラスのように半透明にすることも可能なので、光は入れたいがプライバシーは守りたいという場合でも利用できる。

透明な木板は、木材からリグニンという成分を化学的に除去することで生み出される。Berglund氏は「リグニンが取り除かれると、木材は白くなる」と説明する。リグニンを取り除くだけでは透明にならないが、リグニンを除去した木板に透明なポリマーを含浸させ、その2つの光学特性を一致させることで透明にできるという。

Berglund教授は次の課題として、材料の透明性の向上と製造プロセスの拡大を挙げている。また、別の種類の木材を使った透明の木板を作り出すことにも取り組む予定だ。

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