統計学を基礎から学ぶ――おすすめものづくりセミナー情報

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本記事では、20の技術および生産系主催企業・団体と提携して1500件以上の技術および生産系セミナーを案内している「ものづくりセミナーサーチ」から、嶋村良太技術士が“旬”のテーマをピックアップしてお届けします。

今月のキーテクノロジー「統計学」

私たちの身の回りでは、日々多くの要因によってさまざまな事象が発生しています。これらの事象と要因を客観的に把握し、必要な対策を行うためには、何らかの方法でデータを取得し、そのデータの特徴を読み取ったり、限られた一部分のデータから全体を推測したりする必要があります。そのための数学的手法の体系が「統計学」です。

なかでもものづくりに関わる場面では、製品の機能・性能や安全性、経済性をはじめ、さまざまな面での品質を管理するために統計学の手法が広く使われています。これらは総称してSQC(Statistical Quality Control:統計的品質管理)と呼ばれます。日本では第二次大戦後W・エドワーズ・デミング博士の指導によりSQCが普及し、製造業が世界レベルに飛躍する原動力となりました。

こうして、ものづくりの現場では統計学は日常のツールとなり、私たち技術者にとって必須の知識となっていますが、果たしてそれぞれの手法の意味や正しい使い方を理解しているのでしょうか? 間違った使い方をしたり、ただ単にブラックボックスのまま使ったりしているということはないでしょうか?

これを読んでちょっと不安に思った方は、ぜひこれからご紹介するセミナーで基礎から学び直してみてください。アプリケーションソフトの実習を含むセミナーもありますので、統計計算への苦手意識があった方もすっきり解消できると思います。

また、自分は大丈夫と思った方でも、さらに新しい手法を身につけ、部下や後輩にも指導できるよう、セミナーで知識をブラッシュアップしてみてはいかがでしょうか。

【『統計学』分野のおすすめセミナー】

『品質管理セミナー入門コース【QC検定2級レベル対応】』
 2019年6月4日~7月5日  大阪開催
2019年7月23日~8月23日 東京開催
 品質管理の基本概念を理解し、統計的方法を中心とした基礎手法の理論と応用、解析手法の基礎を習得。時間内演習や宿題、試験により、理解を深めることができる。
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/4577(大阪)
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/4578(東京)

『【統計学超入門】統計のコンセプトから使い方まで』
 2019年6月12日 東京開催
 基礎から学び統計の考え方を知りたい、ある程度基本的な統計手法の使い方くらいまでは知りたいという方に、統計学の基本コンセプトから説明。
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/7300

『統計の基礎とデータ解析の実践的活用』
 2019年6月12日 東京開催
 統計的推定・検定の基本的な手法について、Microsoft Excelの関数を利用した解析・解釈を学ぶ。最も基本的な母平均の推定、母平均の差の推定に絞り、丁寧に解説。
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/5077

『基礎から学ぶベイズ統計学と実用例』
 2019年6月18日 東京開催
 ベイズ統計学とは何か、一般的な統計学との違いをわかりやすく解説し、データとそれ以外の情報を組み合わせた推論方法を習得。ベイズ統計学の使いどころがわかる事例も紹介。
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/8574

『研究開発~製造・出荷後対応に活用する 実験・測定の心得と正しいデータ解析・解釈の仕方 2ヵ月連続コースセミナー』
 2019年6月18日・7月24日 東京開催
 統計的推定・検定の基本的な手法とその応用である分散分析について、Microsoft Excelの関数を利用して「自力で」「正しく」「実務で役立つ」解析・解釈ができるようになる。
1日目『わかりやすい統計解析入門講座』 2日目『わかりやすい分散分析入門講座』
それぞれ1日だけの受講も可能。
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/4424(2日間セット)
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/4425(1日目)
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/4426(2日目)

『はじめての統計学【PC実習付き】』
 2019年7月8日~9日 東京開催
 統計学の基礎的な技術(記述統計、推定、検定、回帰分析)について、中学数学程度の予備知識を仮定して説明。実際のデータを分析しながら重要ポイントを実践的に学ぶ。
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/8719

本情報は記事執筆時点での情報です。定員に達したため参加できない場合もございますので、ご注意ください。

「統計学」私の苦手意識
小学校の算数での「確からしさ」に始まり、私たちは学校や職場教育などさまざまな場面で統計学の考え方や手法を学んできています。私も学んできた「はず」なのですが、長い間苦手意識が先に立ち、ついつい避けて通ってきたというのが実情でした。

10数年前に大学院の社会人院生となり、修士論文テーマに関する調査データ集計をすることになり、とうとう統計学を避けて通れなくなりました。その時に先輩院生にアプリケーションソフトの使い方も含めて丁寧に指導してもらい、目の前の集計をこなすことができるようになり、少しは「統計学アレルギー」を解消できたように思います。

今後さらに統計学への理解を深め、自在に活用できるようにするために、私もセミナーを受講してみようかと考えているところです。

関連リンク

ものづくりセミナーサーチ


ライタープロフィール
嶋村良太
技術士(機械部門、総合技術監理部門)
1988年東北大学工学部、1992年武蔵野美術短大通信教育部を卒業、2007年首都大学東京大学院都市科学研究科博士前期課程を修了。自動車メーカー、バリアフリー機器メーカー、鉄道車輌メーカーで商品企画、開発管理、工業デザイン、設計などものづくりの計画に関わる業務を担当し、特に商品開発プロセスとバリアフリー・ユニバーサルデザインについて広い角度から取り組んできた数少ない技術士。


 

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