CNFを使用したスピーカーの振動板、トンボのはねや貝殻からのヒントで性能向上へ オンキヨー

オンキヨーは2019年5月30日、トンボのはねの構造が有する制振性や軽さをはじめ、貝殻の構造が有する剛性を、鉄より軽量で強度の高いバイオマス素材「CNF(セルロースナノファイバー)」に取り込み、軽量、高剛性、高音質を兼ね備えるスピーカー振動板を開発したと発表した。

スピーカーの部品の中でも振動板は、音楽や音声を再現する上で極めて重要なパーツだ。空気の振動による音声再現能力の高さはもとより、重量の軽さと剛性の高さを併せ持つことが理想である。

そこでオンキヨーは、振動板の形状にトンボのはねの翅脈(しみゃく)構造を取り入れ、共振分散を実現。それとともに、貝殻の立体構造を取り入れることで、振動板の剛性を向上させた。

振動板の素材としては、鉄の5倍の強度、5分の1の質量を備えるバイオマス素材CNFを使用している。振動板へのCNFの採用を実現したことについては、2015年の時点ですでに公表済みだ。

自然からヒントを得たということで、オンキヨーは開発技術を「バイオミメティクス振動板」と呼ぶ。このバイオミメティクス振動板について同社は、車載スピーカーを中心としたOEM製品や自社ブランド製品への採用を目指すとしている。

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