1g程度と軽量かつ無音で駆動する伸縮性小型ポンプを開発――ソフトロボットの進化に期待 芝浦工業大など

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芝浦工業大学は2019年8月28日、電気通信大学、スイス連邦工科大学ローザンヌ校と共同で、電気で駆動する伸縮性小型ポンプを開発したと発表した。このポンプは、柔軟/軽量(1g程度)/無音で、従来のポンプと同等の出力を示すという。

ソフトロボットは、シリコンやゴム、伸縮性ポリマーなどの柔らかい素材から構成されているため、壊れやすい物の取り扱いや人との安全な共存が可能だ。しかし、これまでのソフトロボットでは、その駆動のため、硬くて騒々しい大型ポンプと接続する必要があった。

そこで、研究グループは今回、シリコーンエラストマーなどの柔らかい材料で全体を構成したポンプを開発。このポンプは、内部に直径1mmの流路と電極の列を持ち、流路には誘電性液体が充填されている。電圧が誘電性液体に加えられると、電極から誘電液体に電子が移動し、誘電液体は帯電。帯電した誘電液体は、他の電極に引き付けられるため、それに伴って流路内の他の液体を動かし、ポンプが駆動する。

研究グループは、これにより、大型ポンプに接続しない自律したソフトロボットや軽量なパワードスーツ、スマート衣類などの実現が期待できるとしている。なお、研究成果は2019年8月14日のNature電子版に掲載されている。

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