小型モーターの世界市場調査結果を発表――小型モーター7品目の2025年世界市場予測は2018年比で11.9%増 富士経済

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富士経済は2019年11月28日、小型モーターの世界市場調査結果を「精密小型モータ市場実態総調査 2019」として発表した。同調査は「DCブラシ付モーター」や「ステッピングモーター」などの小型モーター7品目と、「モーター制御用マイコン・ゲートドライバIC」「フェライト焼結磁石」などのモーター制御部材/部品・材料を調査対象としており、市場は生産ベースで算出している。

同調査結果では、対象とした小型モーター7品目の世界市場について、世界経済の低迷を受け2019年は市場縮小が見込まれると説明。一方で、2020年は米中貿易摩擦の改善により製造業での設備投資の増加や自動車市場の回復、5G関連設備で需要が増加し、市場は拡大に転じるとみており、その後は引き続き5Gに対応したサーバーや通信基地局向けが増加する情報/通信機器分野、自動車電装分野、新興国の産業化進展により業務分野や産業分野などでの伸長が期待できるとしている。小型モーター7品目の2025年世界市場は3兆8107億円を予測しており、2018年比で11.9%増としている。

さらに、小型モーターの注目市場として、磁気センサーと電子回路で駆動する「DCブラシレスモーター」とブラシレスモーターの中でも冷却/排熱を目的とする「ファンモーター」を挙げており、DCブラシレスモーターについては、2019年は自動車市場の停滞に伴って伸びが鈍化するとみられるものの、2020年以降は省エネ規制によりエアコンや自動車向けにおいてACモーターからのシフトが進み、市場は拡大すると予測。2025年のDCブラシレスモーターの市場予測は9500億円、2018年比で32.9%増としている。

ファンモーターについては、ノートパソコンの市場拡大を受けて大きく伸長してきたが、タブレット端末の普及により需要は落ち着き、横ばいから縮小で推移してきたと指摘。一方で、近年は冷却ニーズの高まりを受けて家電分野や自動車電装分野を中心に市場が再び拡大していること、また通信需要の増加や今後の5Gの普及により情報/通信分野を中心に需要が増加すると見ており、2025年の同市場予測は5685億円、2018年比で17.5%増としている。

また、モーター制御用マイコン・ゲートドライバICについては、マイコンやゲートドライバを使ってモーター制御を行う需要が増加しており、市場は堅調に拡大すると予測。用途別では自動車電装分野での需要を中心に、家電分野などで採用が進み、インテリジェントパワーモジュールを主に採用するエアコンやマイコン制御を行う洗濯機、掃除機、冷蔵庫の伸長に伴い、需要が増加するとみている。そのため、2025年の同市場予測は全体で5兆4300億円、2018年比で18.7%増としている。

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