アバターロボットを使った完全オンライン卒業式――伝統的な式典の参加形態に新たな可能性

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日本のビジネス・ブレークスルー(BBT)大学は、2020年4月4日、東京都内のホテルグランドパレスにおいて、2020年3月28日に普及型コミュニケーションアバターロボット「newme(ニューミー)」を導入した完全オンライン卒業式を開催したと発表した。

BBT大学および大学院は、2010年に経営学部を開設し、100%オンラインで経営学学士を取得できる日本初の大学だ。世界中の学生がオンラインで経営を学べる文部科学省認可の教育機関で、教授陣の6割が現役経営者、学生の約7割が社会人だという。

今回の完全オンライン卒業式では、卒業する学生たちを代表して4名の卒業生が自らの分身となるnewmeをそれぞれ会場から遠く離れた自宅で操作し、大前研一学長から卒業証書を受け取った。一方、他の卒業生たちはビデオ会議サービス「ZOOM」を使用してオンラインで参加し、式典の様子を視聴した。

newmeは、人間の顏に当たる部分にタブレットを備えており、四輪の足で移動する。司会者から名前を呼ばれると、BBT大学の卒業ガウンとハットを「着用」したnewmeが、操作している卒業生の顔をタブレットに映した状態で現れ、大前研一学長から卒業証書を受け取った。

大前研一学長は、式典で「建学の精神でもある『知のネットワークは、人間の能力を無限に伸ばす』ことを信じ、これからも努力し続け、世界で活躍してください」と卒業生へ激励の言葉を送った。

最後に、アバター参加した卒業生総代がnewmeで答辞を行い、式典を締めくくった。ZOOMでオンライン参加した卒業生たちは、感謝のコメントをリアルタイムで送っていたという。

Newmeを利用して卒業式に参加した同大大学院修了生は、入学した時はアバターを操作して卒業式に参加することになるとは予想もしていなかったと話し、「プライベートの空間にいながら、公の場で卒業証書を受け取るのは斬新な経験」と感想を述べている。

アバターロボットを活用した今回のオンライン卒業式を企画した経営学部グローバル経営学科長の谷中修吾教授は、新型コロナウイルス感染拡大防止のための対策が必要とされている中、アバターロボットを導入して温かみのあるオンライン卒業式が実現できたことを喜び、この取り組みが「卒業式や入学式の開催に悩む教育機関の皆様の参考になれば幸いです」と語っている。

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