宇宙に配置した反射鏡で地上の太陽光発電を強化するための研究

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先進的な研究を支援する欧州研究会議(ERC)は、2020年3月31日、地球を周回する軌道上に配置した反射鏡で太陽光発電を強化するという英グラスゴー大学の壮大な研究に対し、ERC上級助成金250万ユーロの支給を決定した。

「SOLSPACE」と名付けられたこの研究は、軌道上に並べた衛星反射鏡を使って、将来の大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の発電量を増やす方法を考案し、実証することを目指している。

SOLSPACEの反射鏡は、向こう側が透けて見えるほど薄い人工衛星を並べて作られる。夜明けと夕暮れの時間帯は、一般家庭の電力消費がピークを迎える一方で、太陽光発電の出力が最も低い。この時間帯にSOLSPACEの反射鏡を使って、大規模太陽光発電施設に太陽光を向けることで、発電量を向上させることができる。この研究は、地上で最大の追加電力を発電でき、地表に到達する迷光を最小限に抑えるために最も効率的な軌道と制御方式を明らかにするものだ。

SOLSPACEを主導するグラスゴー大学のColin McInnes教授は「宇宙分野では、衛星ナビゲーション、情報通信、地球観測など、幅広い情報ベースのサービスが提供されている。しかし、宇宙からエネルギーを供給する可能性は、未来に全く新しい機会を提供するものだ」とコメントしている。

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€2.5M PROJECT SET TO SHED LIGHT ON FUTURE OF SOLAR POWER GENERATION FROM SPACE

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