IoTデバイス用のチップ型セラミックス二次電池「EnerCera」、動作温度の上限が105℃に 日本ガイシ

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日本ガイシは2020年7月15日、IoTデバイス用電源 「EnerCera(エナセラ)」シリーズのコイン型「EnerCera Coin(エナセラ コイン)」高耐熱タイプの動作温度範囲の上限を105℃に高めることに成功したと発表した。サンプル出荷をすでに開始しており、9月から量産を開始する。

同社は2019年12月に、リチウムイオン二次電池として世界初の使用温度85℃を実現した高耐熱タイプを発表していた。今回の開発品は、その容量/出力はそのままに、使用温度範囲の上限を20℃高めたものになる。最も劣化しやすい満充電状態において105℃で1000時間保持後も、容量低下を20%以内に抑えられるという。

EnerCera Coinは、セラミック製の積層電池部材に少量の電解液を浸み込ませた独自の構成を持つ半固体電池だ。基板への電子部品の実装方法として一般的なリフローはんだ付けで回路基板に実装できる。300℃程度の溶融樹脂が型に流し込まれる射出成形にも対応し、樹脂構造体に直接埋め込むことが可能だ。

今回開発されたEnerCera Coinは、リチウムイオン二次電池と同等以上の電池性能を備える上に、全固体電池と比較しても最高レベルの耐熱性能を有する。そのため、車載や産業用などのさまざまな領域で使用されるIoTデバイス向け小型電源として採用が進むことが見込まれる。

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