世界初となるロボットと制御機器を統合制御するコントローラーを発売――高度で複雑な人手作業を自動化 オムロン

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オムロンは2020年7月29日、Oneコントローラーで生産設備を構成するロボットと制御機器を統合制御する世界初となる「ロボット統合コントローラー」を7月31日よりグローバルで発売すると発表した。これまで人に頼るしかなかった高度で複雑な作業をロボットで自動化できる。

生産設備を構成するロボットとセンサーなどの制御機器は、それぞれ別のコントローラーで制御されており、各種機器間を連携させた制御が難しく、これまで高度で複雑な人手作業の自動化が困難だった。また、設備の構築プロセスも、設備立ち上げ後に現場で現物での調整が必要で、膨大な工数が必要となっていた。

そこで、OneコントローラーでPLC、モーション、ロボット制御を統合制御するロボット統合コントローラーを発売。高度な人手作業を自動化する。バーチャル環境での生産設備の設計や変更のシミュレーション、リモートによる設備の立ち上げや調整、メンテナンスもできる。

高度でシームレスな制御ができるロボット統合コントローラーは、これまで人にしかできなかった微妙な角度や力の入れ具合を探りながら行う挿入や組付けなど繊細で巧みな加工/組立工程を自動化する。また、Oneコントローラーでロボットとステージなどの周辺機構がリアルタイムで完全同期するため、装置性能が向上し、世界最高レベルのスループットとなる。

ロボットとマシン制御のプログラミング言語はこれまで異なっていたが、汎用的なIEC言語に統一化。1つのソフトウェア統合開発環境上で、簡単にシミュレーションする技術を確立したため、ロボット制御をPLCのエンジニアも設計できる。

また、入力機器から出力機器までを含めた3D動作シミュレーションやオフラインティーチングにより、動作や生産能力を設備立ち上げ前に見える化することで工程設計や動作検証の工数を50%削減する。このバーチャル環境下とリアル環境の生産設備を接続すると、設備をリモートで立ち上げてメンテンナンスができる。

シミュレーション技術により、装置パフォーマンスの検証が設備設計の初期段階でできるため、メカ設計者と電気設計者が協議しながら並行して設計できる。高い生産能力を持ち、設備立ち上げ時のミスや後戻りを防止する他、短期間で立ち上げられるという。シミュレーションの実行には、Sysmac Studio内のエミュレーションを使用するので、動作確認のために実機に接続する必要がない。また、ロボット設備の生産能力をデジタル上で把握できる。

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