Pythonを使ってアルゴリズムの分析と設計方法を説明する「Pythonによる問題解決のためのアルゴリズム設計技法」が2020年11月13日、技術評論社から発売される。プログラミング言語Python(パイソン)の入門を終えた人やアルゴリズムを学習したい人に向けており、著者 Magnus Lie Hetland氏、監訳者 辻真吾氏、訳者 塩井宏亮氏となっている。B5変形判448ページ、定価3480円(税抜)。
本書では、古典的なアルゴリズムに焦点を絞り、Pythonを使ってアルゴリズムの分析と設計方法について説明する。基本的なアルゴリズムによる問題解決の方法も理解できるという。読みやすい形でプログラミングとコンピュータサイエンスの最も重要で難しい分野を解説している。
主な目次は、第1章:どんな本なのか?、第2章:アルゴリズム解析の基礎、第3章:数え上げ入門、第4章:帰納と再帰と還元、第5章:巡回:アルゴリズムのマスターキー、第6章:分割・統合・統治、第7章:貧欲が善って、ほんとうですか?それなら証明してください、第8章:もつれた依存関係とメモ化、第9章:A地点からB地点へEdsger Dijkstraとその仲間たちとともに、第10章:マッチング・カット・フロー、第11章:困難な問題と適度ないい加減さ。付録として、問題とアルゴリズムの一覧やグラフに関する用語と表記などが掲載されている。
アルゴリズムの理論とプログラミングの実践の両方をカバーしており、理論が実際のPythonプログラムにどのように反映されているかを説明している他、Pythonに組み込まれている有名なアルゴリズムとデータ構造を説明し、実装と評価を学べる。