冷戦時代のKGBのスパイ道具がオークションに

アメリカを拠点とするJulien’s Auctionsは、「冷戦の遺物:KGBスパイ博物館特集」と題するオークションを2021年2月13日に開催すると発表した。

オークションの主役は、ニューヨークにあるKGBスパイ博物館の収蔵品。秘密工作カメラ、防諜探知機、モールス信号機など、ソビエト社会主義共和国連邦の諜報機関KGB(ソ連国家保安委員会)が実際に使用していたスパイ道具や冷戦時代のKGBの古物が出品される。注目のアイテムには、リップスティック型の銃、ホテルの部屋用の盗聴機「bug」、ソビエト版エニグマ(暗号機)「Fialka」などがある。

オークションには、アメリカとソビエトが繰り広げた宇宙開発競争の遺物も含まれ、月面車用カメラや当時の宇宙飛行士の訓練の様子を映した16mmフィルムなども出品される。

また、冷戦時代のキューバを象徴するアイテムとして、Che Guevaraの高校レポートカード、首都ハバナへの潜入計画に関するFidel Castroの署名入りの手紙なども出品される。

冷戦の遺物オークションはカリフォルニア州ビバリーヒルズにある展示場で太平洋時間(PST)10時と13時の2回開催される。事前に登録すれば、日本からもオンラインでの参加が可能だ。出品物のカタログは75ドルで販売されている。

関連リンク

The Cold War Relics Auction Featuring The KGB Espionage Museum Collection

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