東レ、CO2排出量を最大50%削減するPETフィルムを開発――電子部品用フィルムのリサイクルを実現

東レは2020年12月10日、同社従来品に比べCO2排出量を30~50%削減する環境配慮型PETフィルム「Ecouse(エコユース)シリーズを開発したと発表した。年産2500トン規模の生産体制を整え、本格販売を開始するという。

東レによると、電子部品用フィルムは、フィルム製造から廃棄までのサプライチェーンが比較的短い。そのため、使用済みフィルムをリサイクルするための検討が進められてきた。しかし、サプライチェーンの各工程で使用される多種多様な塗材/樹脂などを除去できる方法がないため、使用済みの電子部品用フィルムをフィルムとして再利用するのは困難だったという。

そこで同社は、電子部品用途での使用済みPETフィルムを回収し、再利用するリサイクルシステムを構築。フィルム表面の塗材/樹脂を除去するメカニカルリサイクル処理技術と、各製造工程における異物除去とを組み合わせることで、機械特性や信頼性を損ねることなく、回収したフィルムをフィルムとして再利用することを可能にした。

こうして開発されたEcouseシリーズは、化石由来原料と廃プラスチックの削減を可能にするほか、CO2排出量を従来品比30%~50%削減できる。東レは今後、電子部品用以外のフィルムのリサイクルフィルムの拡大を目指す。また、Ecouseの展開をPET以外のフィルムやフィルム加工品でも拡充していくとしている。

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