UK SMRコンソーシアム、小型モジュール原子炉建設による英国内雇用創出見込みを発表――5年以内に6000人、15年間で3.4万人

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ロールスロイスが率いるUK SMRコンソーシアムは、2020年11月11日、今後20年間で小型モジュール原子炉(SMR)発電所を全16基建設することを認める公約を英国政府がした場合に見込まれる雇用創出を発表した。発表によると、SMR発電所は、今後5年間に地方で6000人の新規雇用を創出し、2030年代半ばまでにさらに3万4000人の長期雇用を創出するとしている。

これらの発電所は、英国政府が目標にしている温室効果ガスの実質排出ゼロ(ネットゼロ)達成を手頃な価格で実現し、英国の地域産業基盤の活性化に役立つものだという。また、ネットゼロの合成航空燃料と水素を生産するための低炭素エネルギーを提供し、航空輸送だけでなくより幅広い輸送手段における脱炭素化を支援する。

SMR発電所は、1基で440MWの電力を供給する。これは、45万世帯の都市に60年間、低炭素電力を供給するには十分な量だ。1基目は最初の受注から10年以内に稼働し、その後、工場で年2基を製造できる。

発電所の部品のうち、価格ベースで最大80%がイングランド中部と北部の工場で製造され、英国国内にある既存の原子力施設に輸送されて組み立てられる予定だ。

また、世界への輸出の可能性も非常に大きいという。2050年までの英国の総輸出可能性は、少なくとも2500億ポンド(約34兆7000億円)に達すると予想されており、英国内でのさらなる雇用につながる可能性がある。

ロールスロイスは、2020年11月8日には電力大手の米Exelon Generationと、翌9日にはチェコの電力会社CEZとSMR発電所に関するMoU(Memorandam of Understanding)を締結している。

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