ミリング加工用の新たなコーティング材種を販売開始へ――耐摩耗性や耐欠損性が向上 住友電気工業

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住友電気工業は2021年2月16日、ミリング加工用の新たなコーティング材種「XCU2500/XCK2000」を開発し、同月より販売開始すると発表した。価格は標準品の「SEMT13T3AGSR-G」で1290円(税別)となっている。

同材種は、強靭超硬母材に同社独自の組織制御技術を用いて新開発したコーティング「Absotech X」を採用した。Absotech Xは、ナノメートル単位でアルミニウム含有量の異なる膜(AlTiN)を積層するもので、アルミニウム含有量が80%超でありながら硬度や耐摩耗性に優れる。

さらに、独自の表面処理技術を施して高い圧縮応力をコーティングに導入し、耐欠損性を高めた。従来の材質と比較して耐摩耗性が2倍以上、耐欠損性が3倍以上となっている。

XCU2500は、鋼/鋳鉄/ステンレス鋼といったさまざまな被削材向けとなっており、XCK2000は、鋳鉄の高速加工での寿命に優れる。両材種ともに43型番(WEZ型、WGX型、WFX型、DGC型、DFC型、TSX型用インサート)をラインアップに揃えた。

ミリング加工では工具と被削材が断続的に接触するため、工具に耐摩耗性や耐欠損性が求められる。同社は双方を兼ね備えた新材種を上市し、初年度で年間2億円、3年後には年間9億円の売り上げを見込む。

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