ロールスロイス、100%サステナブルな航空燃料を初テスト

(C) Rolls-Royce PLC

2050年までの二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)が叫ばれる中、航空業界においても、実現に向けた取り組みが進められている。

こうした動きを主導すべく英Rolls-Royceは2021年2月1日、ビジネス機用ジェットエンジンで100%持続可能な航空燃料(SAF)を初テストした。

同テストはドイツのダーレヴィッツで実施された。使用されたのは、同社が開発した最新エンジン「Pearl 700」。Pearl 700は、ビジネス機向けの最も効率的なコアである「Advance2」エンジンコアと最新の低圧システムを組み合わせたもの。クラス最高の低ノイズと排気性能を備えつつ、同社のエンジン「BR725」と比較して離陸推力が8%、推力重量比は12%、効率に関しては5%向上している。

SAFに関しては現在、最大50%の混合が認可されている。今回のテストは100%SAFの認可に向けた取り組みの基盤となるものだ。100%SAFは、従来のジェット燃料と比較してライフサイクルCO2排出量を75%以上削減できる可能性があり、削減比率は将来的にさらに高まると見込まれる。

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Rolls-Royce conducts first tests of 100% sustainable aviation fuel for use in business jets

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