エンジンと車体の進化で戦闘力を高めたクロスカントリー競技用「YZシリーズ」2022年モデルを発売 ヤマハ発動機

ヤマハ発動機は2021年7月30日、排気量124~449cm3のクロスカントリー競技用バイク「YZシリーズ」の2022年モデルを同年10月28日に発売すると発表した。マイナーチェンジとなる「YZ250FX」はエンジンや車体を改良し、より攻撃的な走りを可能にした。

発売されるのはYZ250FXに加えて、「YZ450FX」、「YZ250X」、「YZ125X」の計4機種で、2021年7月30日から予約受付を開始した。メーカー希望小売価格(税込)は、63万8000円~112万2000円で提供。販売台数は4機種合計で400台を計画している。

マイナーチェンジしたYZ250FXは、エアクリーナーボックスのキャップケースにダクトを設け、流入空気量をアップさせることで中高回転域でのパワーアップを図った。また、排気側のカムプロフィールを変更し、オーバーラップを減らしてワークアングルを最適化することで、低中速での扱いやすさを向上させた。


車体では、エンジン懸架ブラケットの形状をクロスカントリー向けにチューニングし、出力を向上させたエンジンと最適化させた。これによって、より路面のギャップに対応しやすくなり、良好な接地感や軽快なハンドリングを実現する。

このほか、マフラーは2021年モデルより容量を340cc増やし、減衰特性を最適化することで高周波音を抑えた。ブレーキも、キャリパーの形状変更などを行い、システム全体で現行比120g軽量化しながら、フロントブレーキの制動力を向上させるとともにリアブレーキも制動力を維持している。

関連リンク

プレスリリース

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る