米陸軍、2050年までに全軍用車両をEV化――ネットゼロ達成を目指す

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Photo Credit: U.S. Army, Pfc. Lisa-Marie Miller

アメリカ陸軍は2022年2月、世界的な気候変動に対処するため、軍用車両の電動化や太陽光発電の導入などを盛り込んだ気候戦略を明らかにした。2030年までに温室効果ガスの排出量を2005年比で50%削減し、2050年までにネットゼロ達成を目標に掲げている。

気候変動は既に、サプライチェーンやインフラに損害を与えるだけでなく、陸軍兵士とその家族にも影響している。Christine Wormouth陸軍長官は、今回の気候戦略に関する報告書の中で、「気候変動はアメリカの安全を脅かし、我々の知る戦略地政学上の景観を変えている」と分析している。極端な温度環境下の活動、山火事の消火、ハリケーンによる災害の復旧支援など、今日、兵士たちを取り巻く状況を鑑み、「気候変動は遠い未来ではなく、現実の話だ。取り組むのは、今だ」と述べている。

アクションプランとしては、2035年までに各軍用施設に小規模発電網を導入し、2040年までにカーボンフリーのオンサイト発電設備を整える。既に、一部施設で太陽光発電の設置が進んでいる。2045年までに軍用施設からの温室効果ガスの排出を実質ゼロにするとしている。

陸軍の保有する車両については、2035年までに全ての非戦闘車両を電気自動車に置き換える予定だ。さらに、戦闘車両については2035年までにハイブリッド化し、充電設備を拡充して2050年までに全て電動化するとしている。

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2022 army climate strategy(pdf)

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