1時間に最大600個の荷降ろしができる、物流分野向け混載対応デバンニングロボットを発売 川崎重工

川崎重工は2022年2月24日、物流分野向け混載対応デバンニングロボット「Vambo」を2022年3月1日から発売すると発表した。自動でコンテナ内に進入し、人に代わって荷降ろしをする。

Vamboは、同社の中型汎用ロボット「RS080N」に無人搬送車(AGV)を組み合わせたパッケージ商品で、コンパクトさと高い可搬質量を両立している。コンテナ内に自動で進入し、大小さまざまな重量物(ケース)の荷降ろしをする。

同社独自の認識アルゴリズムを搭載した高速で高精度な3次元ビジョンシステム「K-VStereo」にAI機能を付加しており、ケースを側面から認識する。自動で大きさ、位置ずれ、傾きを即座に認識し、さまざまな寸法のケースが混在する混載荷降ろしに対応する。また、独自開発したケース取り出しハンドも搭載。直置きや寸法違いのケースの複数同時取り出しなど、あらゆる条件での荷降ろしに対応する。

これまで一般的なコンテナでは、1台あたり1000個以上積まれているケースを人手で搬出していたが、Vamboでは3次元AIビジョンシステムとケース取り出しハンドにより、1時間に最大600個の荷降ろしができ、人による重量物搬送が不要になる。

また、3590×973×2374mm(車載コンベア含まず)とコンパクトな本体ながら、最大可搬質量30kgを実現。既設センターにも容易に導入でき、使用しない場合には容易に撤去できる。

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