- 2022-3-17
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- Ian Wright, Kim Abrams, PETRA, Tesla, トンネル掘削機, マイクロトンネル掘削機, ライフライン, 公共インフラ, 非接触型熱掘削機
サンフランシスコに拠点を置く米Petraが、高温のガスを岩盤に吹き付けて穴を開ける非接触型熱掘削機を発表した。
Petraは、山火事やハリケーン、トルネードといった自然災害から重要なライフラインを守る施策として、公共インフラの地中埋設を提案する企業だ。特に技術課題の大きい硬い地質に対するトンネル掘削機を開発している。
Petraは開発した非接触型熱掘削機を用い、地球上で最も硬い岩盤に約6mの実証トンネルを掘ることに成功した。
#Techtuesday🤖@PetraTunneling, the 1st robotics company focused on undergrounding utilities through the hardest geologies on earth.
The tunnels are made by their robot Swifty, the robot's innovative drilling method efficiently bores through rock without touching it. pic.twitter.com/VJtPnj5zQY
— UK Construction Week (@UK_CW) December 14, 2021
従来のマイクロトンネル掘削機では、穴の直径が固定されていたのに対し、Petraの非接触型熱掘削機は、1台で直径にして約0.5~1.5mの範囲で掘削可能であり、トンネル掘削コストを大幅に削減できる。
米Teslaの共同創業者でもあるPetraのCTO、Ian Wright氏は「Petraは、通常ダイナマイトで掘削するような石英を含む固い岩盤に対して、毎分25.4mmという驚くべき速さでの掘削を可能にした。このような岩盤にトンネルを掘る方法はこれまでなく、非接触で効率的に掘削できるPetraの熱掘削機によるたまものです」と説明している。
PetraのCEO兼共同創業者Kim Abrams氏は、「非接触型熱掘削機は、次世代のトンネル掘削法であり、公共施設の地下化という新しい時代の到来を告げるものです。岩盤の中に公共施設を安価に埋設できる掘削機を提供し、世界中のコミュニティを山火事の被害から守り、災害の多い地域における重要インフラの安全を確保できます」と述べた。
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