輸送能力は従来機の約3倍――米海兵隊の新型ヘリ「CH-53K」が初期作戦能力を獲得

Lockheed Martin/ Sikorsky

アメリカ海兵隊は2022年4月25日、新型ヘリコプター「CH-53Kキングスタリオン」が初期作戦能力(IOC)を獲得したと発表した。

CH-53Kはさまざまな難しい環境や地形で、3000時間以上の無事故飛行を達成。IOCの基準を満たしているかを確認する試験/評価事項を完遂することに成功した。

CH-53Kは、垂直離着陸、重量物の運搬、海上での運用、長距離飛行という海軍のヘリコプターに求められる能力を満たせるように設計された。従来型のCH-53Eと比べて馬力が57%向上し、部品点数を63%削減した。輸送能力はほぼ3倍となり、最大で約1万2200kgの貨物を約200km先まで運搬できる。同じ条件下で従来型CH-53Eが運搬できる重量は、約4400kgだった。

マーク・ワイズ航空副司令官は、開発関係者への感謝を表明。「海軍省および産業界のパートナーから長年にわたって受けてきたサポートのおかげだ」と語った。

海兵隊は、最初のCH-53Kの配備を2024年度に計画している。

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