水面を飛ぶように進む電動レース艇「RaceBird」、初テスト成功――2023年から開催の「E1」に使用

エレクトリックパワーボート選手権大会(E1)が2023年春に初めて開催される見通しだ。そのE1に使用される電動フォイリング(水中翼)艇「RaceBird」のプロトタイプが、イタリアのポー川で初めてのテストに成功した。

テストは、ボート全体とさまざまな電子部品の性能と信頼性について評価するため、多数の技術テストとシステムチェックが行われた。

RaceBirdは、オーストリアのKreisel Electricが提供する150kWバッテリーと、米Mercury Racing製の船外機で駆動し、走り始めるとすぐに水面から浮かび上がって進んでいく。

E1は、電気自動車のレースであるFormula EとExtreme Eを創設したスペイン人実業家のAlejandro Agag氏とマクラーレンのモータースポーツ部門でディレクターを務めていたRodi Basso氏により創設された。E1の運営組織は、RaceBirdが水上を“飛行”する様子を公開する日取りを決めて、近日中に発表すると表明している。

関連リンク

RaceBird flies for the first time with successful test on River Po

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る