厚み0.055mm以下の電磁波ノイズ抑制シートを開発――5GやBeyond 5Gに対応可能 北越コーポレーション

電子機器内部の使用例(黒いシートが電磁波ノイズ抑制シート)

北越コーポレーションは2022年7月25日、5GおよびBeyond 5Gに対応可能な電磁波ノイズ抑制シートを開発したと発表した。紙基材とフィルムの2種類をラインアップに揃えている。

今回開発したシートは、カーボンナノチューブ(CNT)をシート表面に塗布しており、厚みが0.055mm以下となった。同社が研究を進めてきたセルロースナノファイバー(CNF)の技術と、コート紙製造などで培った塗工技術を組み合わせている。

電磁波ノイズ抑制シート
(ハーフカット)

伝導ノイズと放射ノイズの双方に抑制効果を有する。伝導ノイズでは、発表によると従来品と比べて10GHz以上の高周波数帯域に優れるという。

また、放射ノイズに関しても、5G帯域と4G帯域の双方において抑制効果を有する。発表によると、800MHzでも高い効果を確認できたという。同帯域は4G通信において重要な周波数帯域であり、プラチナバンドと呼ばれる。

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