ポケットに入れて持ち運べて、目の前に大画面を表示できるウェアラブルディスプレイ「Lenovo Glasses T1」

モバイルデバイスの人気はここ数年で劇的に伸び、その形態は多種多様化しているが、大画面での視聴体験に欠ける。そこで、中国のLenovoは2022年9月1日、外出先でもコンテンツが楽しめるウェアラブルディスプレイ「Lenovo Glasses T1」を発表した。同ディスプレイの登場で、ゲームなどを大画面で楽しめるプライベートディスプレイが、ポケットに入れて持ち運べるようになる。

Lenovo Glasses T1によって恩恵を受けるのは、コンテンツ視聴者やゲーマーだけではない。ハイブリットワークが標準化するなか、公共スペースで社内文書の映る画面をさらすことによるセキュリティリスクが問題視されている。Lenovo Glasses T1を活用すれば、プライベートワークスペースが確保でき、のぞき見による情報漏えいも防止できる。

Lenovo Glasses T1は、USB-C搭載のWindowsとAndroid、MacOSデバイスに加え、変換アダプターを介してLightningコネクタ搭載のiOSデバイスにも接続可能だ。

最先端のマイクロOLEDディスプレイを搭載し、コントラスト比は10000：1、解像度は1920×1080、フレームレートは60Hzとなっている。長時間使用での快適性も考慮され、ノーズパッドが交換可能、またテンプルも調整できる仕様だ。

Lenovo Glasses T1は2022年後半に中国で発売、2023年には一部の市場で入手可能になる予定。現時点では価格は発表されていない。

ポケットに入れて持ち運べて、目の前に大画面を表示できるウェアラブルディスプレイ「Lenovo Glasses T1」