Amazon、雨天時でも配達可能な新型ドローンを公開

米Amazonが2022年11月11日、2024年に導入する商品配達用の新型ドローン「MK30」を公開した。航続距離や運用可能な温度域を拡大したほか、小雨での飛行が可能だ。

同社は約10年間にわたり、注文から1時間以内にドローンによって商品を届ける宅配サービス「Prime Air」の実現に取り組んでいる。2020年に連邦航空局から認証を取得後、2022年6月にはカリフォルニア州とテキサス州の一部でサービスを開始することを発表した。同社が現在使用しているドローンは、地上約122mを最大時速80kmで飛行し、2.3kg未満の商品を約14.5km先まで届けられる。

今回公開したMK30は、両州で使用される現行機「MK27-2」 よりも小型かつ軽量で、さらに独自設計のプロペラにより知覚騒音を25%低減。また、独自のコンピュータービジョンと機械学習アルゴリズムにより航空機や人、ペット、その他障害物を検知/回避するシステムを搭載するほか、航空宇宙分野で実証済の技術を採用した。今後、現行機と同じく連邦航空局などの厳正な審査を受ける予定だ。

同社は多種多様な商品を1時間以内、最終的には30分以内に大規模かつ持続的に配達するにはドローンが最も効率の良い方法だとし、Prime Airサービスの拡大に取り組んでいる。

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Amazon reveals the new design for Prime Air’s delivery drone—here’s your first look

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