元NASAのエンジニア、キラキラ爆弾で泥棒に復讐する動画をYouTubeで公開

Mark Rober/YouTube

You TuberのMark Rober氏は2022年12月17日、自作の「キラキラ爆弾(glitter-bombs)」で泥棒に復讐する動画を公開した。Rober氏は元NASAとAppleのエンジニアで、チャンネル登録者数は2330万人に及ぶ。

事の発端は5年前に自宅玄関から宅配物が盗まれた事件で、玄関の防犯カメラの映像を警察に提出して捜査を依頼したが、警察は何もしてくれなかったという。そこで彼は、自作のハイテクキラキラ爆弾で宅配物泥棒や車上荒らしたちを懲らしめる企画を5年にわたって実行してきた。

キラキラ爆弾は、ヘッドホンやゲーム機など最新の電子機器のパッケージに収まるように作られ、側面4カ所には撮影用のスマートフォンを配置。上部にはスパンコールのようなキラキラした粉をまき散らす装置、そしておならスプレーを噴射する装置を装備している。

装置は、5年の間にバージョン1.0から5.0まで進化を続け、キラキラ粉の増量やまき散らし方の工夫、おならスプレーの増量、爆弾作動時のカウントダウン音声の追加など、泥棒を懲らしめる技術のアップグレードを続けている。

最終形のバージョン5.0は、宅配物泥棒がパッケージを開けた瞬間に2台の小型ドローンがキラキラ粉をまき散らしながら部屋中を自律飛行するよう作られた。また、おならスプレーを大幅増量。専用のポンプでこれまでより細かい霧状に連続噴射されるため、その悪臭は従来の3倍以上となった。

4台のスマートフォンは、カスタムプリントした回路基板に接続され、撮影するだけでなく、Rober氏や彼の友人たちに通知をする機能もある。車上荒らし向けバージョンでは、ドローンを使わない形で試行錯誤を重ねた。

Rober氏は、このキラキラ爆弾入りのパッケージを玄関先や車の中に置き、泥棒たちをおびき寄せ、泥棒たちが自宅でパッケージを開けた後のユーモラスな状況などを撮影した動画を公開している。

関連情報

Car Thieves vs the Final GlitterBomb 5.0 – YouTube

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