インド地質調査所、カシミール地方に590万トンのリチウム鉱床を発見

インド地質調査所(GSI)は2023年2月9日、ジャンムー・カシミール州で、リチウムと推定される590万トンの鉱床を発見したと発表した。GSIは、鉄道用の石炭鉱床の発見を主要な目的として、1851年に設立されたインドの公的機関だ。

インド鉱山省が開催した、第62回中央地質プログラミング委員会(CGPB)のレポートは、2018~19年から現在までのGSIの調査作業を報告している。同委員会はGSIと鉱山省の活動計画を議論する場で、ニューデリーで開催された。

同委員会に提出されたレポートには、リチウムのほかに、金やカリ、モリブデン、ベースメタルといった鉱物資源の埋蔵状況への言及があった。

GSIがCGPBの開催と同日の2月9日にTwitterアカウント(@GeologyIndia)で、今回のレポートの結果を発表したところ反響があった。例えば、インド政府の市民参加プラットフォームのTwitterアカウントMyGovindia(@mygovindia)は今回のリチウム鉱床発見のインパクトについて、「インドのEV産業に革命を起こすパワーになる」と言及した。

鉱山省の長官でCGPB委員長を務めるShri Vivek Bharadwaj氏は、GSIのこれまでの活動を高く評価した。また同時に、この活況を維持しつつ、現地の調査活動を継続していくことが必要、と指摘した。

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Press Information Bureau

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