汎用無線試験用ハンドヘルドスペクトラムアナライザを発売 アンリツ

アンリツは2023年3月3日、持ち運び可能なスペクトラムアナライザ「フィールドマスタ」シリーズの最新モデルMS2070Aを発売したと発表した。3GHzまでの周波数をカバーし、建設現場やラボ、製造ラインなどで正確なRF測定ができる。

MS2070Aはバッテリー駆動の堅牢な測定器で、標準アクセサリのソフトキャリングケースに収納すると、IP52の高い防水性、防塵性を発揮。RF入力の耐電力は5Wで、誤って高電力を入力した場合も機器を保護する。また、10インチで解像度1280×800の大型ディスプレイはIK08に対応する耐衝撃性がある。

2.4GHzでのダイナミックレンジは105dB以上で、内蔵プリアンプ(オプション)使用時の表示平均雑音レベル(DANL)は-167m/Hz(代表値)、2信号3次歪み(TOI)は+11dBm、振幅確度は±0.5dB(代表値)と、さまざまな信号の分析に対応。掃引速度は、低ノイズ設定でも最大32GHz/sとなる。

高価格帯のスペクトラムアナライザに搭載されている多くの機能があり、TDDやパルス信号を表示するゼロスパンではRBW(分解能帯域幅)を10Hzから5MHzまで設定可能。時間経過にともなう電力を正確に測定できる。スペクトログラムも標準装備で、間欠する信号の時間的な変化などを高い精度で表示する。占有帯域幅(OBW)、チャネル電力、隣接チャネル漏洩電力(ACP)などの一般的な各種測定を自動で行う「スマート測定機能」も標準機能となっている。

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