国際規格に完全適合し、ギャップレスFFT機能を搭載したEMIレシーバーを発売 東陽テクニカ

東陽テクニカは2023年7月26日、電子機器が放出する電磁波ノイズを測定するNarda STS製EMIレシーバー「ER9000」の販売を同年8月1日に開始すると発表した。電磁波ノイズ測定における国際規格「CISPR 16-1-1」に完全適合し、ギャップレスFFT機能を搭載している。

EMI測定には試験設備が必要なため、自社で試験設備を持たない場合はレンタルするなどして実施する必要がある。また、正確な測定には、熟練の試験エンジニアの知見や長年の経験が必要な場合もあり、設備や技術者で測定の効率性や精度が限定されることが課題になっていた。

ER9000は、高精度な性能評価を簡単に実施できることに加え、ギャップレスFFT機能の搭載により、測定時間を短縮している。サイズは235×105×300mmで、重量5kg。コンパクトで軽量なため、持ち運びができる。

前面にはカラータッチスクリーンを搭載し、使いやすさを改善している。ラインアップは、ER9000/00(10Hz-30MHz)とER9000/01(10Hz-3GHz)。充電できるリチウムイオンバッテリーを採用している。価格は、ER9000/00が360万円、ER9000/01が650万円。

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