シグナルアナライザの機能を強化するオプションとして、パルスレーダ測定機能を販売 アンリツ

アンリツは2023年3月30日、シグナルアナライザ「MS2840A」のオプションとして、パルスレーダ測定機能「MX284059B」の販売を開始した。従来製品「MX284059A」の機能に加え、USBピークパワーセンサ「MA24406A」「MA24418A」「MA24440A」を連動制御し、精度の高い送信電力やパルス幅の自動測定ができる。

MX284059Bは、従来4種類の測定器を使用していた送信試験を、MS2840AとMA24406A/18A/40Aを組み合わせたシンプルな機器構成でカバーする。S、C、X、Ku帯(3GHz帯~17GHz帯)各種パルスレーダ装置の送信部テストに対応する。また、試験データ取得作業からマスク線作成まで自動化できる。

パルス幅測定範囲がMX284059Aと比べて拡張されており、船舶や航空用などの高分解能レーダ(短パルス)や、遠距離レーダ(長パルス)に用いられる長い繰り返し周期のパルスを測定できる。

送信電力、送信周波数、パルス幅、パルスの立上り/立下り時間、繰り返し周期、40dB帯域幅、スプリアスなどを自動的に測定。測定値、測定画面、合否判定結果は、一括してデータ保存できる。

また、スプリアス測定にて日本の電波法規格(ITU-R準拠、および準拠前)のマスク線による評価と判定に対応する。マスク線は、MS2840Aのディスプレイ上に測定トレース線と重ね合わせ表示できる。

関連情報

シグナルアナライザ MS2840Aの機能を強化 | アンリツグループ

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