- 2023-6-26
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- NextGen Firefighter Helmet, NFPA 1971:2018, NIJ level IIIA, アメリカ合衆国政府, ケブラー繊維, テキサス工科大学, ヘルメット, ポリエステル樹脂, 全米防火協会(NFPA), 国土安全保障省, 消防士, 科学技術局, 科学技術総局(S&T), 米国土安全保障省(DHS), 防弾ヘルメット, 防護服
アメリカ合衆国政府は2023年5月4日、国土安全保障省(DHS)の科学技術総局(S&T)とテキサス工科大学(TTU)が推進する、火災や銃弾から消防士を保護するヘルメット「NextGen Firefighter Helmet」の開発プロジェクトについて、進行状況を発表した。
消防士の役割は過去数十年で大きく変化し、近年では銃乱射事件、テロ、武装集団などへの対応の必要性が高まっている。また、全米防火協会(NFPA)は、消防士の筋骨格系の損傷のうち約40%は、装着者を保護するはずのヘルメットに原因があると発表している。
この計画の目標は、活動現場の厳しさが増す消防士に対して、より信頼できるヘルメットを開発することだ。特徴は、軽量性、通信装置、フェイスシールド、バイザー、赤外線撮影、照明、熱や銃弾からの保護などの各機能を想定している。
現在の消防士は、状況により、防火用と防弾用の2種類のヘルメットを携行する。同ヘルメットの設計方針は、消火用防護の規格「NFPA 1971:2018」と、米国司法省の防弾に関する「NIJ level IIIA」規格の双方に準拠することで、耐熱性と防弾性を確保する。
素材については、現状の消防士ヘルメットに使用されるポリエステル樹脂をケブラー繊維で補強する。ケブラー繊維は融点が約560℃と高く、防弾ヘルメットや防護服への有効性が証明されている。
プロトタイプの完成後、2023年半ばには運用上の実地評価を予定する。この評価には消防士が参加して、デザインや機能をあらゆる角度から評価する予定だという。
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