顕微鏡を使って鑑賞する超ミニチュアハンドバッグ、オークションで約920万円で落札

アメリカのアート集団MSCHF(ミスチーフ)は、Louis Vuittonのハンドバッグを模した、塩粒ほどの大きさのアート作品を製作し、オークションに出品した。その小ささは、顕微鏡を通さないと鑑賞することが難しいほどだ。

グリーンのPhotopolymer(光硬化樹脂)で形成された極小のハンドバッグは、ゲルを充填したケースに密封された状態で、顕微鏡にセットされて展示される。作品の姿は、顕微鏡に付属するディスプレイに投影できる。

パリのMatignon 8番通りで開催される展覧会で、2023年6月20日から24日の期間で一般公開をし、この作品をオークションプラットホームであるJOOPITERに出品した。

このハンドバッグを製作する技術は、ステレオリソグラフィープロセスだ。この技術は、小さく機械的なバイオテクノロジー構造物の製作によく使用されるもので、今回の作品制作においては、ミニチュア化における科学と芸術の限界を超えようとしている。

MSCHFはこの作品の背景について、ハンドバッグのようなアイテムは徐々に小型化され、本来の機能的な意味を失いつつあると説明する。この変化により、モノとしての位置づけが抽象化していき、やがて純粋なブランド記号の意味しか持たなくなると想定している。

この作品のオークション入札は、2023年6月19日から27日まで、「Just Phriends」プラットフォームで行われ、最終的に6万3750ドル(約920万円)で落札された。

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MSCHF’s ultra tiny louis vuitton handbag is so small it needs a microscope
Microscopic Handbag

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