英陸軍、小型ドローン対処用の高機能照準器を導入

英陸軍は、小型ドローンへの歩兵の対処力を向上させる照準器「SMASH Smart Weapon Sight Fire Control System」を導入する。この照準器はターゲットを自動で識別し、標的あるいはユーザーが動いている状態でもロックオンを維持し、追跡する。

英陸軍はSMASHのこうした能力を「Counter-Small Uncrewed Air Systems capability(対小型無人航空システム機能)」と呼び、まずはSA80 A3アサルトライフルに装着する。順次、他の稼働中の装備にも拡大していく予定だ。

英国防省はヨークシャーを拠点とするViking Armsと460万ポンドの契約を結び、225のSMASHをオーダーした。2023年末までには高高度即応部隊に届く見通しだ。

SMASHは照準器の視界の中から画像処理技術を使ってターゲットを自動で捕捉し、狙撃手のリフレックス照準器の中に四角いボックスを表示する。

英国防調達担当相のJames Cartlidge氏は「現代のバトルフィールドにおいて、小型ドローンの重要性は否定できない。敵のドローン攻撃から兵士を守るため、われわれは先を見越して行動しなければならない」と強調した。

関連情報

Game-changing anti-drone weapon sight for Army’s close combat soldiers | The British Army

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る